冬場になると注意が必要なヒートショックとは?
急激な温度変化によって、血圧の変動が体に与える影響の事をヒートショックといいます。
急激な温度変化とは?
心筋梗塞や脳梗塞、不整脈、失神などを引き起こし生命にかかわる危険性があります。
ちょっと古いのですが、平成25年度の研究結果では入浴中の死亡者推定数19,000人で、交通事故死亡者数の約4倍以上となっています。
なぜ温度の変化でヒートショックが起こるのでしょうか?
ヒートショックが起こるまでの流れ
暖かい部屋から寒い脱衣所に移動すると、血管が縮んで血圧が上昇する。
↓
その状態で熱いお風呂に入るとさらに血圧が上昇する。
↓
お湯に使っている間に血管が広がり血圧は急激に降下する。
↓
血圧の急降下により脳や心臓へ十分な血液が流れなくなる。
↓
意識がもうろうとなり失神する。
普通の条件で入っても、高齢者の場合は5~6分ぐらいの間に血圧が30~40ぐらい低下するそうです。
家の中の温度差をできるだけ少なくすることが大切です。
では実際にヒートショックになるとどうなるのでしょうか?
ヒートショックになるとどうなる?どんな症状が?
ヒートショックになるとこのような症状が現れます。
- 耳鳴り
- めまい
- 意識が遠のく
- 頭痛
- 吐き気
- 胸がドキドキする
- 体に力が入らない
- 体を動かせない
- 体が震える
最悪の事態
立っている時に意識を失うと、どこかに頭を強く打ち付けてしまう可能性があります。また、浴槽内で意識を失うと、お湯の中で溺れます。
最悪の事態を避けるためには…
- 少しでもおかしいと思ったらすぐにしゃがむようにしましょう。
- また、浴槽内にいる場合はすぐにお湯の栓を抜いてください。
ヒートショックを防ぐにはどうすればいいの?
しつこく言いますが、ヒートショックは急激な温度変化による血圧の変化が原因で起こります。
そのため、ヒートショックは急激な温度変化を避けることである程度、防ぐことが出来ます。
- 脱衣所を暖房などで温めておく
- シャワーでお風呂場を温めておく
- 浴槽の蓋をあけておく
- いきなり湯船に入らない
- 湯船の温度を熱くしすぎない(41度を超えないほうがいい)
- ゆっくりと湯舟から上がる
- 風呂場でしっかりと体を拭いてから脱衣場にでる。
- 飲酒後の入浴はさける
脱衣場を温めるにはコンパクトヒーターがおすすめです。
コンパクトヒーターを使えばすぐに脱衣場を温めることが出来ます。
冬場になると増えるヒートショック、血圧の高い人や高齢者は特に注意が必要です。
離れて暮らす家族の生活を、スマホから見守る便利なサービスもあるので、必要に応じて利用することをおすすめします。
【見守りサービス 遠くても安心プラン】は家族の暮らしぶりを電気の使用状況からスマホで確認出来る見守りサービスです。
→実際にこの見守りサービスを利用している人の口コミはこちらです。
まとめ
いかがでしたか?今回は冬になると急増するヒートショックについて、原因や対応策をまとめました。
高血圧の人や高齢者は特に注意が必要です。
寒くなる時期に向けて、ちゃんと対策はしていますか?