認知症予防学会からこんなメールが届きました。
今高齢者の方が特に外出を控えておられます。
新型コロナウイルスの終息が長期化し高齢者が閉じこもりがちとなり、それが長期化すると正常な高齢者がMCI(軽度認知症)へ、MCIの高齢者が認知症へと進展していくことが懸念されます。
会員の皆様にはできる対策をとって頂く、あるいは情報を届けて頂くように、各地域でご検討頂けると幸いに存じます。
(認知症予防学会理事長 浦上克哉)
高齢者が外出する機会が減ると認知症につながる恐れがあるという警告です。
外出を控え、人とコミュニケーションを取る機会を減らすことは、感染拡大を防ぐには必要ですが、認知症予防の観点からすれば危険です。
そこで、新型コロナウイルスの影響下で外出を自粛しておられる高齢者に認知症予防のためにして頂きたいことをまとめます。
認知症予防の重要な3つのポイント
- 運動
- 知的活動
- コミュニケーション
1、運動
体を動かすと、脳の神経細胞を活性化させるホルモンが多く分泌されます。
理事長おすすめはスクワット。
スクワットは下半身の筋力維持に役立ち、転倒予防にもつながります。
膝の悪い人には椅子に座っての足上げ。
椅子に座った状態で、足を交互に持ち上げる運動です。これならテレビを見ながら気軽にできます。
知的活動
頭を使って指先を動かす事が、認知症予防に重要です。折り紙やお手玉などなら比較的取り入れやすいのではないでしょうか?
塗り絵や簡単な漢字ドリルなどはさらに効果的です。
塗り絵はどんどん上達するのが自分でもわかるので、私の施設でもどはまりする高齢者続出です。
このような塗り絵は昔を思い出しつつ、手と頭を同時に使うので非常に認知症予防に効果があります。
コミュニケーション
コミュニケーションを取る方法は電話がおすすめです。
介護現場ではスマホやパソコンを使って、相手の顔を見ながら電話をするツールを取り入れているところが増えています。
まとめ
以上、認知症予防学会理事長、鳥取大学医学部の浦上教授からのメッセージを元に、簡単にまとめました。
高齢者が外出する機会が減ると認知症につながる恐れがある。
認知症予防の重要なポイントは運動、知的活動、コミュニケーション
しばらくの間は、買い物もなるべくネットやヨシケイなどの宅配サービスを利用するなどして、外出をしない方法を取ったほうが安全です。
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