腎臓病を患っている人は、様々な食事制限があります。私たちの施設にも何人か慢性腎臓病の入居者様がいらっしゃいます。
その方に食事を提供する時は、それぞれのステージに合わせて塩分、カロリー、たんぱく質などを調整します。
さらにステージが進むごとに制限が厳しくなります。そのため、食べ物をギフトとして送るのが難しいのが難点です。
今回はそんな腎臓病の人にも安心してプレゼントすることのできるおすすめのお菓子を紹介します。普段のおやつタイムに、また父の日や母の日に、体を気遣ったプチギフトとしていかがでしょうか?
腎臓病の人でも食べてもいいお菓子
腎臓病の人に食べ物をプレゼントする前に、まずは腎臓病を患うと制限される食べ物についての簡単な知識が必要です。
慢性腎臓病では、病期のステージごとに制限される食べ物が違うので注意が必要です。
ステージごとにある制限
ステージG1~G2 の人は塩分制限とカロリー制限があります。
ステージG3の人は、塩分とカロリー制限に加えてたんぱく質の制限があります。
ステージG4~G5の人は、水分や、カリウム、リンなどの制限がある人もいます。(人により制限されるものが違うので確認が必要です。)初期のころとは逆で、ステージが進んで食欲がなくなると、高カロリー食品などでカロリーアップが必要になります。
カリウムやリンはたんぱく質が多い食品に多く含まれています。そのため、たんぱく質の多い食品を控えることで、同時にカリウムとリンを制限することが出来ます。
もう少し詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。→腎臓病の食事療法の基本 ステージごとにある食事制限
果物は食べてもいい?
果物にはカリウムが多く含まれているものがあります。
ステージG1~G2ではカリウムの制限がないので、一般的なカリウム摂取と同じでかまいません。
ですが、ステージG3b以上の人は、カリウムの多い果物は避けるか、量を守ってカリウムを摂りすぎないように気を付ける必要があります。
腎臓病の人が食べないほうがいい果物について…こちらの記事を参考にしてください。→腎臓病は果物禁止の病気?食べてもいい果物はあるの?
通販で買える!低たんぱくお菓子
腎臓病の人の制限される食べ物について予備知識が入ったうえで、ステージがG3以上になった厳しい制限がある人でも安心して食べることのできる低たんぱくのお菓子をピックアップしてみました。
低たんぱくの焼き菓子セットです。低たんぱくや無添加のお菓子やケーキで有名な「菓子工房HOCCO榎本恵」さんの人気商品です。たんぱく質摂取制限のある方への贈り物に喜ばれます。
こちらは人工透析や腎移植を経験したパティシエが作ったお菓子です。それぞれの成分表は販売ページをご確認下さい。
国内産のお米を使用し、たんぱく質を調整したおせんべいです。私の働く施設で、とある入居者様が、毎月注文しています。その方の唯一の楽しみがこのおせんべいを食べる時間。
海老味、青のり味、サラダ味、甘しょうゆ味があります。おばあちゃんにどれが一番おいしいか聞くと、「全部美味しいから一番なんて決められない」…との事(笑)。
ちなみに私は海老味が一番好きです。サクサクして美味しいです。
有名なグンプンチョコレート。株式会社グンプンが独自製法で企画開発した低たんぱく質・高エネルギー、チョコレートです。しかも低リン・低カリウム!制限が厳しい人でも安心して食べることが出来ます。カロリー制限のある人は食べすぎ注意!
おやつにぴったりのサイズが嬉しい。
たんぱくゼロのゼリーです。これ1個でエネルギーが150キロカロリー摂れるので、腎臓病の方で、食欲がないときのカロリー補助食品としてもおすすめです。
オレンジ、ウメ、カリン、マスカット、リンゴ、モモ、ブルーベリー、ストロベリーと、全部で8種類の味があるので、飽きずに食べることが出来ます。
まとめ
今回は腎臓病の人にも安心してプレゼントすることのできるおすすめのお菓子を紹介しました。
慢性腎臓病においてはステージごとに制限される食品があります。ですが、あれもこれもと制限されるとストレスがたまり、気分が滅入ってしまいます。「これなら食べても大丈夫!」という安心して食べることが出来るものが少しでも増えるといいですね。
また、誕生日にはたんぱく調整ケーキなどもあります。先日、施設に入居している腎臓病を患っているおばあちゃんの誕生日プレゼントに、娘さんからそのケーキが届いたのですが、おばあちゃんは目に涙をためて喜んでいました。
そのほかにもこちらのビースタイルというお店には腎臓病の方のための食事をサポートする商品が沢山あるので、一度覗いてみて下さい。
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