こんにちは。
今日は介護職員のホンネをつぶやかせていただきます。
今話題の電動爪切り。いろいろなサイトやブログでおすすめされているけど、私は全然おすすめしません!
電動爪切りは高齢者に向かないですし、「力がないお年寄りでもラクラク!」じゃないですよ~。
私の施設でもご家族様が買ってきてくれた電動爪切りが何種類かあります。ここではどのメーカーかは名前は出しませんが、どれもあまりいい商品とは言えません。
試しにみんなに使ってもらいましたが、あまり評価されていませんでした。
時間がかかるし、逆に不便です。
結局誰も使っていません。
実際はリウマチを患っている手のこわばりの強い人やパーキンソン病の人でも、普通の爪切りのやすり部分で一生懸命ガシガシ削っています(笑)
あまりにも大変そうなので、私の愛用している爪やすりを渡したところ、そのけずれっぷりに感動していました。
まぁ、そりゃ爪切りの裏のあの部分とは比べ物にならないですからね。
結局わけの分からないものよりも使いやすくて軽い爪やすりの方が高齢者には使いやすいんですね。
しかも、爪やすり(ネイルファイル)は巻き爪の人にも向いているアイテムです。
どうしても爪をパチンと切りたい人は自助具を使ってみてはいかがでしょうか?
高齢者や障害者用向けの自助具の爪切りがあります。
自助具とは福祉機器で、体が不自由な人でも自分で自分の事が出来るように、日常生活をサポートする便利な商品です。
介護の学校でも色々な自助具を試しますが、本当に高齢者や障害者の為に作られている素晴らしい商品でした。
こちらの商品は間接の可動域の狭い人や、リュウマチを患っている人でも自分で爪を切ることが出来るように設計されています。よく使われている自助具でもあります。
こちらの自助具は手をのせて押し下げるだけで、片手だけで爪を切れる優れもの。片まひのある人や手指の力が極端に弱い人などにオススメです。
私の働く高齢者施設では手足のこわばりの強いパーキンソン病の人でもこのような自助具の爪切りを使って自分で切っている人もいます。
たとえ自助具でも爪切りは爪切りなので、認知症が進んできた人はだんだん深爪やケガなどのリスクも高くなります。
その点、爪やすりは多少認知症が進んできた人でも、安心して使えるのでやはり一番のおすすめです。
ひどい認知症の場合はケガをするまで削るかもしれないので何とも言えませんが(笑)
ということで今日は電動爪切り、爪削りはうわさほど高齢者向きではない、という話をしました。
サロンで使うような爪やすりは、それほど力を入れなくてもすごい良く削れるので、一度試してみてはいかがでしょうか?
サロンの物は基本的に人口爪用の爪やすりですが、高齢者の硬くなった爪にはぴったり!
足の爪も簡単に削れます。
そして巻き爪の人にも向いています。
ちなみに、私が長年愛用している、おすすめの爪やすりはこちらです。お年寄りも絶賛です(笑)
特に一番手前が最高です!
商品名はEz Flow(イージーフロー) グレイフォックスです。
10年以上使っています。長いこと使っているのでボロボロですが、それでもまだ全然使えます!
介護職員は爪が伸びているといけないので、常に持ち歩いて少しでも伸びるといつもこれで削っています。
この商品はAmazonでで購入できます。(更新2023.7.3現在)
Ez Flow(イージーフロー) グレイフォックス
1本530円
6本2,240円
→Ez Flow(イージーフロー) グレイフォックスの詳細はこちらです。
電動爪切りよりは全然いいので一度試してみてはいかがでしょうか?
こちらのとても美しいガラス製爪やすり。デザイン的にもプレゼントにぴったりですね。綺麗に仕上がると、口コミでも大変評判です。ガラス製なので割れてしまう可能性があるので注意が必要です。
選ぶ時のポイントは大きめの物を、そしてカラフルな物を選ぶと紛失防止になります。
私たちの施設ではつめやすりがひそかにブームしています。皆さん自分で手入れをしてくれるので、私たちは大助かりです(笑)
つめやすりは、高齢者も介護職員も大喜びの便利アイテムです♪
リウマチの人、障害のある人、パーキンソン病の人、そして巻き爪の人、みんなに喜ばれます。(注意:巻き爪に関しては悪化すると歩けなくなるので早めの処置が必要です。)